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中国龍騰の8.5世代パネル工場認可か、宝成集団は出資否定


ニュース 電子 作成日:2009年8月5日_記事番号:T00017061

中国龍騰の8.5世代パネル工場認可か、宝成集団は出資否定

 
 中国江蘇省昆山市政府が台湾の宝成国際集団と合弁で設立したとされる中国の液晶パネルメーカー、龍騰光電(IVO)が、7月21日に中国政府から第8.5世代工場の建設認可を受けたことが、業界関係者からの情報として伝えられた。ただ宝成集団は龍騰光電への出資を一貫して否定している。5日付経済日報が報じた。

 龍騰光電の第8.5世代工場計画は、同世代のとしては、広東省仏山市の広新光電産業科技に続き中国2基目。龍騰光電の盧博彦総経理は、これまでに鴻海精密工業テレビ部門の副総経理、友達光電(AUO)の執行副総経理を歴任しており、同社は中国で最も新世代工場の量産能力を備えた企業との評価を受けている。

 中国政府は最近、AUOや奇美電子(CMO)など台湾大手パネルメーカーに対し、合弁での新世代工場設立を積極的に呼び掛けているとされ、広新光電の8.5世代工場も台湾メーカーによる出資の観測が出ていた。

 しかしAUOの李焜耀董事長は4日、「大陸(中国)からの呼び掛けは確かに多いが、(前工程の中国投資は)法的に許可されておらず、現在のところ計画していない」と語った。