ニュース
電子
作成日:2009年8月5日_記事番号:T00017066
メディアテックQ2粗利益率、過去最高の59%に
IC設計最大手の聯発科技(メディアテック)の4日発表によると、同社第2四半期業績は連結売上高が前期比17.7%増の281億4,900万台湾元(約821億円)、連結純利益は91億6,100万元、粗利益率は前期比3ポイント上昇して過去最高の59.1%を記録した。上半期累計では純利益が159億200万元で、前年比77%増の大幅成長となった。同社は第3四半期売上高を前期比15~20%増(323億~337億元)と予測しており、これを達成すれば通年で1,000億元を突破する可能性が高まる。5日付工商時報が伝えた。
メディアテックの第2四半期売上高の製品比率は、▽携帯電話向けチップ、70~75%▽光ストレージ向け、10~15%▽テレビ・DVDプレーヤー向け、10~15%──。携帯電話用チップのうち、中国メーカーの輸出製品向けが40~45%に達した。
なお、同社業績予想の変動幅が大きいことについて喩銘鐸副総経理は、「これまで展開市場が集中し過ぎていたためだ。現在は輸出製品向けの比重が上がり、輸出先もインドや東南アジア、中東諸国へと分散しているため、地域的または季節的な要素による業績への影響は軽減される」と説明した。