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ウィンボンド、キマンダとGDDR技術授権交渉へ


ニュース 電子 作成日:2009年8月5日_記事番号:T00017069

ウィンボンド、キマンダとGDDR技術授権交渉へ

 
 中堅DRAMメーカー、華邦電子(ウィンボンド・エレクトロニクス)は4日、経営破たんした独キマンダからの高度画像処理DRAM(GDDR)に関する製品移転および技術授権の契約交渉を進めることを董事会で決定した。同社は標準型DRAM価格の低迷を機に製品構成の調整を図っており、比較的高価格なGDDRを新たな主力製品としたい考えだ。5日付工商時報が伝えた。

 詹東義総経理は、GDDRはグラフィックチップを使ったあらゆる製品に応用できる上、製品ライフサイクルは5年に達すると指摘し、来年下半期に「GDDR5」への世代交代を控える現在が参入の好機だと語った。現時点で同製品を手掛けるのはキマンダとサムスン電子、ハイニックス半導体の3社のみで、昨年の市場規模12億米ドル、平均年間10%の成長率を見込めるという。

 また、エルピーダもキマンダとGDDR事業を引き継ぐことで交渉を行っているが、実際の製造はキマンダの技術を採用しているウィンボンドが受託するとみられる。

 同社の第2四半期売上高は前期比34%増の42億台湾元(約122億円)で、純利益は27億5,000万元だった。