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4階から転落も奇跡の軽症、信仰のおかげ?


ニュース 社会 作成日:2009年8月6日_記事番号:T00017072

4階から転落も奇跡の軽症、信仰のおかげ?

 
 台北県鶯歌鎮に住む呉振成さん(33)は3日午後、自宅の洗面台にゴキブリがいるのに気付いた。ゴキブリを見つけたら、スリッパでたたき殺すか、殺虫剤を吹き付ける人が多いが、呉さんはアリ1匹殺さない敬虔(けいけん)な仏教徒。逃がしてやろうとゴキブリの触角をつかみ、3階から狭い階段を通って4階の屋上へ出てゴキブリを放してやった。

 ところが、放してやったはずのゴキブリが室内に向かってきた!追いかけようとした呉さんは足を滑らせ4階から地上へ真っ逆さま。

 ドーンと大きな音を立てて呉さんは1階の雨よけ屋根の上に落ちた。しかし、薄いトタン屋根は呉さんの重みに耐えられず、さらに地面へと落下。屋根にはまるで漫画のように、人の形の大きな穴が残った。

 それでも呉さんは、頭とあごを6針ずつ縫っただけで命に別条はなく、2日間の入院で日常生活に復帰した。これには救助に駆け付けた消防隊員も、「奇跡だ」と驚いていたとか。1階の雨よけ屋根がクッションになったのだろう。

 後になって、事情を知らない隣人らが「ゴキブリを殺そうとして4階から落ちた」とうわさしていることを知った呉さんは、ややご立腹だ。1階屋根の修理代を賠償する羽目になったが、奇跡的に一命を取り留めたのは、殺生しなかったからだと固く信じている。