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ワニ印の蚊取線香、またも高濃度ダイオキシンを検出


ニュース その他製造 作成日:2009年8月6日_記事番号:T00017090

ワニ印の蚊取線香、またも高濃度ダイオキシンを検出

 
 中台興化学工業(新竹市)が製造する「鰐魚(ワニ印)」ブランドの蚊取線香から5日、新たに5製品で前回を上回る163~624ピコグラム(pg)のダイオキシンが検出された。これは一般の製品に含まれる3pgの数十~数百倍。行政院環境保護署は、市場で流通するワニ印の蚊取線香38万5,000缶すべての回収を命じた。6日付自由時報が報じた。
 
T000170901

蚊取り線香はダイオキシン基準値が現時点で無く、環境保護署が制定を検討している(5日=中央社)
 
 全8製品のうち7製品でダイオキシンが検出されたことを受けて、中台興の陳福星広報担当は5日正式に謝罪した上で、ワニ印蚊取り線香全製品を領収書の有無や既に開封されたかどうかを問わず、大手小売店で代金の払い戻しを行うと発表した。

 ワニ印蚊取り線香は、先月25日にも2製品で高濃度のダイオキシンが検出されていた。環境保護署の調べによると、前回の2製品はベトナム工場で生産されたが、今回は「新鰐魚蚊香―I」、「鰐魚淡煙蚊香―I」の2製品がベトナム製だったほかは、3製品がマレーシア製の「鰐魚淡煙蚊香」、インドネシア製の「鰐魚優蚊香」、中国製の「鰐魚蚊香-V」だった。ベトナム以外の工場でもベトナム産おがくずを材料に使用しており、これが汚染源となったとみられる。