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トランセンドのQ2純利益、7期ぶり最高


ニュース 電子 作成日:2009年8月6日_記事番号:T00017098

トランセンドのQ2純利益、7期ぶり最高

 
 メモリモジュール最大手の創見資訊(トランセンド・インフォメーション)は5日、同社は第2四半期、DRAMやフラッシュメモリーの価格上昇と、これに伴う在庫評価損の低減で、純利益が9億1,000万台湾元(約26億円)に上り、過去7四半期で最高になったと発表した。粗利益率も前期比2.5ポイント上昇して21.1%となり、市場の予想を上回った。6日付工商時報が伝えた。

 束崇万同社董事長によると、ニッチ型製品の好調、DRAMなど価格上昇に加え、在庫サイクル6週~8週を維持できたことが粗利益率を押し上げたという。今後は、DRAMなどの価格変動に左右されないよう、販路の拡大やブランド力の向上に努め、安定した利益獲得を目指す方針だ。

 今後のDRAM価格の動向について束董事長は、過当競争を避け各メーカーが慎重になっているため、第3四半期は安定した上昇傾向がみられ、第4四半期のDDR2価格は1個1.5~2米ドルまで上昇する可能性もあると予想した。ただ、NAND型は主要メーカーの1社が増産しただけで供給過剰が起こると指摘した。