コントローラＩＣ製造の群聯電子（ファイソン・エレクトロニクス）は６日、東芝の大分工場が先月、送電施設への落雷で数日間生産ラインがストップしたことを受け、東芝からメモリーカード用コントローラＩＣ700万～800万個を緊急受注したことを明らかにした。７日付経済日報が伝えた。
潘健成董事長はまた、同社が韓国のハイニックス半導体、およびニューモニクスと共同で開発した製品がスマートフォン大手メーカーのサプライチェーン入りを果たしたことも明かした。
潘董事長はさらに、第３四半期はコンシューマー向け電子製品のハイシーズンに入り、また東芝が米アップルに大規模な供給を行っているため、フラッシュメモリー価格の安定した成長が見込めるとして、20％以上の増収を目指すと語った。
同社の上半期売上高は前年同期比3.7％増の97億600万台湾元（約280億円）で、純利益は８億8,400万元に達した。７月売上高は前月比18.77％増の19億5,500万元で、１～７月累計では116億6,100万元だった。
