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TSMC、米IDTの一部事業を引き受け


ニュース 電子 作成日:2009年8月7日_記事番号:T00017123

TSMC、米IDTの一部事業を引き受け

 
 台湾積体電路製造(TSMC)と米IDT(インテグレーテッド・デバイス・テクノロジー)社は6日、2年以内に閉鎖予定のIDTオレゴン州8インチウエハー工場から、プロセス技術および受託生産事業をTSMCに移転する提携契約を結んだと発表した。生産設備は移転しない。主に0.13ミクロンプロセスを採用する同工場は、月産能力が4万枚に達するため、TSMCの業績に大きく貢献する見込みだ。7日付工商時報が伝えた。

 IDT社はオーディオコーデックやネットワークサーチエンジン、タッチコントロールなどのチップを手掛ける大手で、年間売上高は7億米ドル。金融危機で業績が悪化したため、工場を持たないファブレス企業への転身を図るとして、長年のパートナーであったTSMCとの提携を決めたもようだ。

 IDTのマイク・ハンター副社長は、「TSMCの製造プロセスを存分に活用して世界展開を拡大する」と展望を語った。