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愛台12建設、民間投資規模を下方修正


ニュース 建設 作成日:2009年8月10日_記事番号:T00017136

愛台12建設、民間投資規模を下方修正

 
 行政院経済建設委員会はこのほど、馬英九政権が掲げる「愛台12建設プロジェクト」の必要財源を3兆9,900億~4兆1,000億台湾元(約11兆8,000億~12兆2,000億円)と試算した。しかし、金融危機の影響で民間による投資規模は総統選当時の試算の1兆3,400億元を下回り、9,560億元にとどまる見通しだ。不足分を公債で賄うことになれば、財政赤字の改善は困難となりそうだ。10日付工商時報が伝えた。

 行政院はこのほど、「公共建設強化財務計画案」の推進小委員会会合を開き、民間投資の減少で、愛台12建設プロジェクトへの政府による財政出動額が当初予測の2兆6,500億元から3兆400億元へ膨らむとの試算が示された。

 行政院関係者は「仮に馬政権が2期続いたとしても、任期中に財政赤字を改善するのは困難ではないか」と懸念を示した。