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高屏渓、幹線道路の橋が500メートル崩落


ニュース 社会 作成日:2009年8月10日_記事番号:T00017153

高屏渓、幹線道路の橋が500メートル崩落

 
 台風8号(アジア名・モーラコット)は、インフラ設備にも大きなつめ跡を残した。高雄県と屏東県の県境を流れる台湾で2番目に長い河川、高屏渓では、河口に最も近い双園大橋が500メートルにわたって崩落し、自動車2台が川に転落し3人が行方不明となった。双園大橋は高雄と墾丁方面を結ぶ幹線道路、省道17号線にかかる橋で、周辺の交通に大きな影響を与えることは必至だ。10日付蘋果日報などが報じた。
 
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崩落した双園大橋。水のすさまじい猛威を物語る(9日=中央社)
 
 台東県では太麻里渓に架かる台湾鉄路(台鉄)南迴線の鉄道橋、嘉蘭3号・4号が崩落した。南迴線は全面運休を余儀なくされ、復旧には3~6カ月かかるとみられている。

 中央大学橋梁工程研究中心の初期統計によると、崩落した橋は全土で約20本に上る。10日午前8時現在、台湾全土で道路117カ所が通行止めとなっており、高速道路9カ所の料金所では料金徴収を停止している。

 このほか台東県卑南郷・知本温泉風景区を流れる知本渓で水かさが増したことで、川沿いに立つホテル、金帥飯店の基礎部分が削られて流出、倒壊した。同ホテルは川から堤防、道路を隔てて立っており、安全には問題ないと考えていただけに従業員たちは「おかしい」と首をひねった。