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高雄県小林村で600人生き埋めか、土石流で丸飲み


ニュース 社会 作成日:2009年8月11日_記事番号:T00017158

高雄県小林村で600人生き埋めか、土石流で丸飲み

 
 台風8号(アジア名・モーラコット)の豪雨の影響で、高雄県山間部の甲仙郷小林村は9日の早朝に発生した大規模な土石流で村全体が飲み込まれ、600人が生き埋めになったとの情報も出ている。同村では現在も100人以上が洞穴などに取り残されているとされ、救難チームがヘリコプターで救助活動に当たっている。11日付蘋果日報などが報じた。  高雄県によると、小林村には395世帯1,313人が居住しており、土石流に埋まった地域(9隣~18隣)には820人が戸籍を登録し、実際には500~600人が住んでいたという。
 
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楊秋興高雄県長に救助を懇願する行方不明者の家族。県政府には対応が遅いとの批判の声も上がっている(10日=中央社)
 
 劉建芳甲仙郷長は100人余りが死亡したとの見方を示したが、救助された村民は「9隣~18隣の住民が全員生き埋めになった可能性がある」と語っている。

 空軍、陸軍が出動して救援に当たったいるが、いまだ家族や友人の安否が確認されていない避難所の村民たちにはいらだちが募っており、話し合いの結果、若者を選抜して11日朝に徒歩で村へ状況確認に向かわせることを決定した。

 緊急対策本部に当たる中央災害応変中心によると、11日午前11時現在、台風8号による死者は41人、負傷者35人、行方不明62人となっている。