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台風8号の農水畜産被害、50億元以上に


ニュース 農林水産 作成日:2009年8月11日_記事番号:T00017166

台風8号の農水畜産被害、50億元以上に

 
 行政院農業委員会が10日現在でまとめた台風8号(アジア名・モーラコット)による農水畜産業への被害総額は、50億5,000万台湾元(149億円)に達した。11日付自由時報が伝えた。
 
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強風で倒れた野菜。台湾最大の野菜の卸売市場、西螺果菜市場(雲林県)では野菜の平均価格が台風前に比べ50%上昇した(中央社)
 
 被害総額は前日の集計に比べ1.4倍に拡大した。被害額の内訳は▽農作物、約24億元▽水産業、約17億元▽畜産業、6億2,000万元──などとなっている。

 農作物の被害面積は約4万3,500ヘクタールで、うち収穫が見込めない面積は1万1,000ヘクタールに達する。バナナの倒木が最も深刻で、被害面積は5,000ヘクタールに達した。

 農業委は野菜やコメの急騰が避けられないほか、鶏卵、鶏肉、豚肉なども値上がりも中元節(9月3日)以降まで続くとみている。

 農業委は被害農家に対する現金救済策の対象に、既に発表済みの高雄、屏東、花蓮の各県のほか、雲林、嘉義、台南、台東の4県を新たに加える方針を明らかにした。