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中台直航定期便化、運賃値下げは実質なしか


ニュース 運輸 作成日:2009年8月11日_記事番号:T00017167

中台直航定期便化、運賃値下げは実質なしか

 
 交通部民用航空局(民航局)は10日、中台を結ぶ旅客直航定期便について、今月31日からの正式就航を宣言した。中台直航便は週108便から270便に大幅拡大、中国側の就航地は計27空港に拡充される。ただ、定期便化に伴い期待されていた運賃値下げは、キャンペーンなど短期的なものを除き、実質ほとんど行われない見込みだ。11日付工商時報が伝えた。

 康福旅行社は、定期便化後すぐの9~10月が中国旅行業界のハイシーズンに当たるため、値下げの余地はほぼないとしている。鳳凰旅行社によると、搭乗率の高くないアモイ行きで2,000台湾元(約5,900円)程度値下げするほかは、上海・北京行きは据え置き、人気の四川省成都行きは逆に1,000元値上げが見込まれるという。その他路線でも定価と割引率を同時に引き上げるため、実質的な運賃は変わらないもようだ。

 一般的には、台湾の航空会社による運賃は、中国の航空会社より2,000元ほど高い。