ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

銀行業界、銀聯カード発行を計画


ニュース 金融 作成日:2009年8月11日_記事番号:T00017168

銀行業界、銀聯カード発行を計画

 
 中国信託商業銀行(CTB)は、中国のクレジットカード、デビットカード大手、中国銀聯(チャイナ・ユニオン・ペイ)との提携カードを来年にも発行する計画だ。同行はクレジットカード発行枚数を数百万枚上積み可能と試算しており、中国側との合弁によるクレジットカード会社の設立も検討している。11日付蘋果日報が伝えた。
T000171681

銀聯カードの台湾での利用開放記念セレモニーで乾杯する陳冲・金管会主委(右2)と許羅徳・中国銀聯総裁(10日=中央社)

 台湾を訪問している中国銀聯の許羅徳総裁は、「両岸(中台)の提携による銀聯カード発行には需要が大きい」と述べた。

 提携カードの発行は、中台間が近く結ぶ金融監督に関する覚書(MOU)による制約は受けず、台湾側が「両岸金融業務許可弁法」を改正した上で、銀行が銀聯側と契約を結べばよい。また、台湾の銀行が今後中国で銀聯カードの発行を希望する場合も、子会社か合弁によるクレジットカード会社を設立すればよいことになっている。

 台湾では7日から中国の銀行が発行した銀聯カードが使用できるようになり、10日には台湾側のクレジットカード決済機関の聯合信用卡中心との間で記念セレモニーが行われた。中国人観光客によるカード決済額は、使用開始から3日間で1,500万台湾元(約4,420万円)に達した。年間決済額は100億元に達すると見込まれる。