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バイク生産、台風被害で全面ストップ


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2009年8月11日_記事番号:T00017171

バイク生産、台風被害で全面ストップ

 
 先週末に台湾を襲った台風8号(アジア名・モーラコット)の影響で、台南県の部品メーカー集積地の一部が浸水被害を受け、台湾全土でバイク生産がストップする事態となっている。自動車用部品メーカーでも被害が出ており、現在ハイシーズンにある自動車市場で納車進度への影響が懸念されている。11日付経済日報が報じた。

 バイク用部品では、ライトの儒億科技(エリテック)やクラッチの台湾富士離合器(FCC)などで生産がストップしており、光陽工業(KYMCO)、台湾ヤマハ、三陽工業(SYM)のバイク大手は、これら部品の不足により3日間の生産停止を余儀なくされている。

 自動車部品では、エンジン用ピストンの正道工業(ライトウェイ)が10日、工場への浸水により全面的に稼働停止となり、復旧には2~3週間かかると発表した。

 裕隆集団および中華汽車工業は、10日分の部品在庫があるとしているが、部品メーカーの復旧時期がずれ込んで納車進度に影響が出ることを避けるため、生産管理部門の責任者を南部の部品メーカーに派遣して支援に当たっている。