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マイクロソフトと国科会、クラウド研究機関を設立


ニュース 電子 作成日:2009年8月11日_記事番号:T00017175

マイクロソフトと国科会、クラウド研究機関を設立

 
 米マイクロソフト(MS)が持つ研究組織のアジア部門「マイクロソフト・リサーチ・アジア(MSRA)」は10日、行政院国家科学委員会(国科会)の「網路通訊国家型科技計画(ネットワーク・コミュニケーションズ・プログラム、NCP)」と、アジア初となるクラウドコンピューティング研究機関を、新竹に設立することで契約を締結した。新機関の名称は「雲端運算通訊応用平台展示中心」。11日付経済日報が伝えた。

 同センターではクラウドコンピューティングの応用研究やプラットフォーム提供を行う。

 MSRAの洪小文所長は、「NCPとの提携で技術開発に取り組み、台湾のハイテク産業に新たなネットワークを生み出したい」と抱負を語った。MSは今年、グーグルやアップルなど他社を大きく上回る95億米ドルの研究開発(R&D)予算を計上している。

 NCPは国科会が過去10年行ってきた「電信国家型科技計画(NTPO)」を引き継ぐ新5カ年計画。産官学が連携し、台湾の競争力強化と最先端産業の発展を目指す。NCPの呉静雄召集人は、今回のような知的財産権を要求しない援助は、台湾では非常に珍しいと強調した。