ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

土石流被害の小林村など、生存者700人を発見


ニュース 社会 作成日:2009年8月12日_記事番号:T00017188

土石流被害の小林村など、生存者700人を発見

 
 台風8号(アジア名・モーラコット)で発生した土石流で壊滅的な被害を受けた、高雄県山間部楠梓仙渓沿いの甲仙郷小林村および那瑪夏郷で11日夜、陸軍特殊部隊の捜索により約700人の生存者が発見された。生存者は既に安全な場所に誘導され、捜索隊が携帯していた食糧と飲料水の支給を受け、12日早朝から行われている、ヘリコプターによる避難所への輸送を待っている。12日付聯合報などが報じた。
 
T000171881

ヘリコプターで救助された小林村の被災者。既に避難していた被災者が、家族との再会を待ちきれず詰めより、警察官ともみ合いになる場面もあった(11日=中央社)
 
 陸軍第8軍団の胡瑞舟主任によると、11日は小林村と那瑪夏郷で陸軍特殊部隊の兵士192人が捜索に当たった。午後9時ごろ、小林村で捜索を行っていた部隊から、村の入り口付近で200人余りの生存者を確認したとの一報が衛星電話を通じてもたらされ、続いて那瑪夏郷に向かった部隊からも、民族村および民権村計500人余りの生存の知らせが届いた。

 またこの日、既に発見され標高の比較的高い五里埔へ搬送されて救助を待っていた生存者に対し、ヘリコプターによる救助活動が行われ、小林村民を含む計348人が避難所に送られた。