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福建省の「両岸教育協力実験園区」、台湾の教育機関が進出に意欲


ニュース 商業・サービス 作成日:2009年8月12日_記事番号:T00017194

福建省の「両岸教育協力実験園区」、台湾の教育機関が進出に意欲

 
 12日付経済日報によると、陳樺・中国福建省副省長が10日、同省福州市での「両岸教育協力実験園区」の設立を表明したことを受け、台湾の大学および技術学院(技術系単科大学)など約50校が進出に意欲をみせているもようだ。

 福建省教育庁の鞠維強庁長によると、同園区は福州市の約67ヘクタールの用地に設置され、▽台湾の大学に対し福州市での学生募集および講義実施を開放し、施設賃貸料を優遇する▽福建省と台湾が共同出資で教育課程を開設し、リソースを共有する▽企業など第三者からの出資により施設を建設し、民間教育を行う――といった3本柱で計画を立てている。

 同計画ついて万能科技大学(桃園県)の荘暢校長は、台湾の大学数が過剰で学生30万人の募集に対し、実際は19万人しか集められないが、中国では700万人の募集に対し1,000万人の応募があり、台湾の教育機関にとってチャンスだとコメントした。

 なお、陳副省長は、中台共同で設立した教育機関については、中国での学歴として承認すると表明した。台湾では中国の学歴を認めていないため、今後の当局の対応が注目される。