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阿里山や知本温泉など、台風被害45億元以上に【表】


ニュース 商業・サービス 作成日:2009年8月12日_記事番号:T00017197

阿里山や知本温泉など、台風被害45億元以上に【表】

 
 台風8号(アジア名・モーラコット)は、阿里山(嘉義県)や知本温泉(台東県)、紅葉温泉(同)など、台湾を代表する観光地にも大きな被害をもたらした。中華民国旅行商業同業公会全国聯合会の許高慶秘書長によると、これら観光地が被った損失は、生産額にして少なくとも45億台湾元(約132億円)に上る見込みだ。12日付聯合報などが伝えた。
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 許秘書長によると、知本温泉と紅葉温泉は日本人観光客に人気で、さらに知本温泉は中国人観光客が必ず訪れる場所となっているという。台風で交通網に被害を受けたことでこの2カ所を温泉を訪れる中国人観光客の激減が予想され、生産額30億元減が予測される。

 また知本温泉では基盤から倒壊した金帥飯店のほか、施設には被害のなかった高級リゾートホテルの知本老爺(ロイヤルチーベン)も、道路の損傷で営業停止に追い込まれ、損失額は1,000万元に達する見込みだ。

 このほか交通部観光局によると、台湾全土の風景区(国定公園)における損害は、建物などハード面だけで6億7,000万元に上る。このうち旅館やホテルの倒壊または損壊による損害額は17件、1億3,700万元に達する。