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HTC、中低価格帯製品を6割に拡大


ニュース 電子 作成日:2009年8月12日_記事番号:T00017206

HTC、中低価格帯製品を6割に拡大

 
 宏達国際電子(HTC)の周永明執行長(CEO)は11日、第3四半期の段階で販売価格300米ドル以下携帯電話が全製品に占める割合が、従来の約30%から50~60%に高まったことを明らかにした。これにより粗利益率低下の懸念も出ているが、周執行長は「平均販売単価(ASP)は3年連続で下落しているが、粗利益率は30%以上を保っている」と強調し、粗利益率の維持は経営力にかかっているという考えを示した。12日付工商時報が報じた。

 従来得意としてきたハイエンド製品について周執行長は、「依然、製品の半分近くを占めており、捨てるつもりはない」と指摘した。また、7月末に行われた業績説明会で今年の売上高予測の下方修正を発表したことに関しては、「長期的な競争力に影響はない」と自信を示した。

 グーグルのモバイルプラットフォーム「アンドロイド」搭載の同社製スマートフォン、「HTCマジック」は今月、出荷台数が100万台を突破した。なお、売上予測の下方修正を行った直後のためか、周執行長は今年の出荷台数の目標数値については明らかにしなかった。