ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中小型パネル、7月の出荷大幅増


ニュース 電子 作成日:2009年8月12日_記事番号:T00017209

中小型パネル、7月の出荷大幅増

 
 液晶パネル業界で、ガラス基板不足が続いて大型製品の出荷の伸びが抑えられる一方、中小型パネルの出荷が拡大している。低価格ノートパソコン(ネットブック)やスマートフォンの需要に支えられ、奇美電子(CMO)や瀚宇彩晶(ハンスター)は7月、中小型の出荷が前月比約3割増加した。中小型は比較的利益率が高く、各社の業績に貢献している。12日付経済日報が報じた。

 ハンスターは7月、大型の出荷が前月比5%増(107万8,000枚)だったのに対し、中小型は前月比29.6%増(427万9,000枚)となった。同社は、同じ面積のガラス基板を中小型の生産に利用すると、売上高は5割増になると説明している。下半期は14万枚の生産能力のうち、12万枚を中小型に充当する予定だ。

 奇美電は同月、大型パネルの出荷が前月比1.4%減(710万枚)だった一方で、中小型は31.7%増(1,650万枚)と大幅な伸びをみせた。

 友達光電(AUO)は、大型の出荷が前月比6.2%増で過去最高の826万枚に達したが、中小型の出荷成長率はこれを上回る12.5%で、2,151万枚の実績だった。