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静岡地震で生産中断、ガラス基板に供給不足懸念【図】


ニュース 電子 作成日:2009年8月12日_記事番号:T00017211

静岡地震で生産中断、ガラス基板に供給不足懸念【図】

 
 11日早朝に駿河湾を震源とする強い地震があった影響で、液晶パネル用のガラス基板最大手、米コーニングの日本法人、コーニングジャパンは静岡工場(掛川市)での生産を当面中止することを決めた。この影響で、ガラス基板市場では供給不足に拍車がかかる見通しだ。ただ、台湾メーカーが日本から輸入しているガラス基板は少なく、コーニング静岡工場の生産中断による台湾メーカーへの影響は限定的とみられる。12日付工商時報が報じた。
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 コーニングは静岡工場の生産中断に伴い、同社の第3四半期の全世界でのガラス基板出荷量が5~10%減少するとの見通しを示した。大阪工場には影響がなかった。

 友達光電(AUO)の李焜耀董事長は11日夜、「ただでさえガラス基板市場は供給不足の状態だった。当初は第3四半期に需給が改善するとみられたが、今回の地震で供給不足はさらに先まで続くのではないか」という予測を語った。

 李董事長によると、ガラス基板工場でガラス溶鉱炉が停止した場合、操業再開には2~3カ月かかるという。