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台南の大規模断水、15万世帯で依然復旧せず


ニュース 公益 作成日:2009年8月13日_記事番号:T00017226

台南の大規模断水、15万世帯で依然復旧せず

 
 台南地区で37万世帯の断水が続き、市民生活に大きな影響が出ている。台湾自来水公司は、きょう(13日)正午までに復旧可能との見通しを示していたが、中央社の報道によると、同時刻になっても依然15万~17万世帯で断水が解消していないもようだ。自来水公司は、「遅くとも明日早朝までには全面復旧させる」としている。
 
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断水地域では市民が給水車に長い行列をつくる姿が見られた。できるだけ早い全面復旧が待たれる(中央社)
 
 台南地区では台風8号(アジア名・モーラコット)による大雨により、水源地の南化ダムで水が濁り、取水ができない状態が続いていたが、混濁が改善してきたため12日夕から取水が再開されている。

 一方、高雄地区で断水している20万世帯に関しては、13日午後から1日交代で地区ごとに水道供給を行う給水制限措置に移行する。このほか、屏東県では恒春鎮で13日、東港鎮で14日に復旧が見込まれている。

 また、毎日9万トンの工業用水を消費する南部科学園区(南科)では、13日にも水道供給が正常化される予定だが、同園区の貯水量には限りがあるため、安定供給が可能かは予断を許さない状況だ。

 南科管理局の陳俊偉局長は「給水制限で不足する3万トンは貯水塔から供給している。13日に水道供給が復旧しなければ、進出企業の生産に影響が出る」と説明した。