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阿里山の観光客受け入れ再開、早くて1カ月後


ニュース 商業・サービス 作成日:2009年8月13日_記事番号:T00017228

阿里山の観光客受け入れ再開、早くて1カ月後


 台湾の主要観光地の一つ、嘉義県阿里山では、台風8号(アジア名・モーラコット)の豪雨で交通網に深刻な被害が出て、外部との連絡が完全に遮断されている。建設当局は、主要連絡道路である省道・台18線(阿里山公路)の復旧に少なくとも1カ月が必要との見方を示し、観光客受け入れ再開はさらに先になる見込みだ。また、同地区の観光名物となっている阿里山森林鉄道も、100カ所以上で修理が必要となり、今月いっぱいの運休が確定している。13日付中国時報などが報じた。
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阿里山渓の増水で崩落した来吉大橋(中央社)

 阿里山地区の主要な観光スポットである高山茶栽培畑、阿里山森林遊楽区、奮起湖などへの連絡道路は、ことごとく土砂崩れや橋りょう崩落などに見舞われ、交通網復旧工事にかかる費用など観光産業に関連したハード面での被害総額は10億台湾元(約30億円)以上に上る見通しだ。

 同日付自由時報は、「阿里山森林鉄道の年内復旧は無理」と指摘。さらに、同鉄道は既に民営化しているため、4億~5億元とみられる復旧費用を捻出する必要があり、できなければこのまま廃止される可能性もあるとしている。