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シノペック、台湾中油に豪ガス田の一部権益譲渡


ニュース 石油・化学 作成日:2009年8月13日_記事番号:T00017234

シノペック、台湾中油に豪ガス田の一部権益譲渡

 
 中国石油化工(シノペック)と台湾中油は12日、シノペック傘下の油田・ガス田探査会社、中国石化国際石油勘探開発(SIPC)が台湾中油傘下の投資会社にオーストラリア北部準州沖のNT/P76鉱区の権益40%を譲渡することで合意したと発表した。13日付工商時報が伝えた。

 シノペック側は、同社と台湾中油が1対1で海外の油田探査に参入するのは初めてで、権益譲渡はリスク分散と利益共有が目的だと説明している。

 SIPCは昨年、単独で同鉱区の権益を獲得し、台湾中油に権益譲渡を打診していた。双方は今年6月にシンガポールで交渉を開始し、最終的に台湾中油側に権益の40%を譲渡することで合意に達した。

 同鉱区は北部準州ダーウィン沖約330キロにあり、面積は4,715平方キロメートル。地震波による分析で既に11カ所で天然ガスを含むとみられる層が確認されており、天然ガスの推定埋蔵量は13兆立方フィート。

 台湾中油は同鉱区について、「天然ガスの埋蔵量が多く、今回の権益獲得はエネルギー供給の安定性向上につながる」と説明している。