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財政赤字大幅増、S&Pが格付け引き下げも


ニュース その他分野 作成日:2007年7月26日_記事番号:T00001725

財政赤字大幅増、S&Pが格付け引き下げも


 大手信用格付け会社のスタンダード&プアーズ(S&P)はこのほど、台湾政府の財政赤字拡大を受け、長期政府債務に対する格付けの引き下げを検討すべきとする内部分析をまとめた。26日付工商時報が伝えた。

 S&Pは台湾の財政赤字が今年は域内総生産(GDP)の3.2%に達すると予測し、来月実施する格付け審査で、台湾の長期政府債務格付けを現在の「AA-」(AAマイナス)から引き下げることを検討するとした。

 2000年の民進党政権発足以降、S&Pは財政赤字を理由に、台湾の格付けまたは格付け見通しを4回引き下げている。格付け引き下げは企業の資金調達コスト増大につながる懸念がある。

 S&Pによると、台湾政府の財政赤字の対GDP比は、 05年が1.7%、06年が1.6%だったが、今年は03年の3.5%に迫る水準に悪化する見通しだ。