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銀行の拠点拡大、株価上昇で再始動


ニュース 金融 作成日:2009年8月14日_記事番号:T00017256

銀行の拠点拡大、株価上昇で再始動

 
 第一商業銀行、華南銀行、彰化商業銀行の3行は景気回復を見越し、新設または移設により、台湾域内に過去数カ月で合計20カ所以上の新たな支店を開設している。昨年の金融危機発生により、銀行業界では支店開設の許可を取得しながら、実施を見合わせていたケースが30件以上に上るが、株価が7,000ポイントを突破したことを機に資産運用の手数料収入などが増えていることから、銀行による拠点網拡大計画が再び動き出したしたもようだ。14日付経済日報が伝えた。

 華南銀によると、下半期中には高雄県仁武郷と台中県大雅郷にも新支店を設置、台中市民族路の支店は中部科学工業園区(中科)に移転させ、顧客ニーズに応えるとしている。

 一方、合作金庫銀行は、新支店を開設する場合、最初の1~2カ月に計3,000万台湾元(約8,700万円)の赤字が見込まれるため、移転のみで対応し、新設は行わないとの方針を示した。また、台湾銀行は距離の近い支店同士の統合を優先させるとしている。