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液晶パネル価格、11月まで下落ない=シティ証券


ニュース 電子 作成日:2009年8月14日_記事番号:T00017268

液晶パネル価格、11月まで下落ない=シティ証券

 
 11日早朝に起きた駿河湾を震源とした強い地震で、液晶パネル用ガラス基板最大手、米コーニングの日本法人、コーニングジャパンの静岡工場(掛川市)が当面の生産停止を決めたことを受け、花旗環球証券(シティグループ・グローバル・マーケッツ)は、全世界のガラス基板生産能力が約6%低下するとの見方を示した。これにより9月に起こるとみていたパネル価格の2%下落は11月までずれ込むとし、第4四半期に前期比5~10%下落するとの予測値も修正の必要があると指摘している。14日付工商時報が伝えた。

 同証券のアジア太平洋半導体担当、陸行之アナリストによると、友達光電(AUO)と奇美電子(CMO)のコーニングからの調達は30~40%に達する。コーニングや日系ガラス基板メーカーは今後、日本への供給を優先させるとみられ、台湾メーカーに不利な状況が続く見込みだ。大和証券はAUOの出荷枚数が単月5%減、中華映管(CPT)はそれ以上減少する可能性があると予測している。

 陸アナリストは、価格が上昇すれば出荷枚数が減少しても、第3四半期の業績には大きな影響はないとの見方だ。