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SPILと京元電子、TMC増資引き受けへ 【表】


ニュース 電子 作成日:2009年8月14日_記事番号:T00017273

SPILと京元電子、TMC増資引き受けへ 【表】

 
 半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)大手の矽品精密工業(SPIL)は13日、DRAM業界再生に向け政府主導で設立された台湾創新記憶体(TMC)の増資に10億~20億台湾元(約29億~58億円)で参加することを董事会で決議した。14日付工商時報が伝えた。
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 一方、半導体検査大手の京元電子(KYEC)もSPILと同規模の投資に応じる方針を固めたもようだ。TMCの増資は9月にも実施される見通しだ。

 TMCは現在、新竹市の矽統科技(SIS)本社ビル内を登記先として、資本金50万元で設立手続きを終えた段階だ。しかし、提携先のエルピーダメモリからの資金誘致が順調には進まず、増資のめどは立っていない。行政院国家発展基金による出資額も最大で50億元にとどまる見通しだ。

 このため、TMC設立を指揮する宣明智・聯華電子(UMC)名誉副董事長は、業界内の人脈を駆使し、半導体メーカー各社を訪問し、増資引き受けを働き掛けていた。