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台風の被害観光地、全土16カ所に


ニュース 商業・サービス 作成日:2009年8月17日_記事番号:T00017289

台風の被害観光地、全土16カ所に

 
 交通部観光局技術組によると、台風8号(アジア名・モーラコット)によって深刻な被害がもたらされた観光地は、南部を中心に全土16カ所に上っている。特に高雄県の山間部、茂林国家風景区の被害は大きく、宝来、不老、霧台、多納などの観光スポットの復旧にはしばらく時間がかかるもようだ。17日付中国時報が報じた。

 阿里山の奮起湖、達邦、瑞里、国家森林遊楽区、および森林鉄道も、台風の被害で観光ができなくなった。関仔嶺(台南県)、東埔(南投県)、金崙・知本(台東県)、紅葉温泉(花蓮県)など、温泉スポットへの道路も土石流で遮断され、半年以内の営業再開は難しいとみられている。

 墾丁(屏東県)と日月潭(南投県)は台風による直接の被害を受けていないが、この1週間は宿泊客数が通常の半分にまで激減。台風被害が繰り返し報道されたことで、外国人観光客が台湾旅行をキャンセル、または延期した影響とみられる。これによる屏東県の観光産業の損失額は少なくとも1億台湾元(約2億9,000万円)に上ると見込まれており、同県観光業界では、内外の観光客に対し同地の安全をアピールしている。