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阿里山森林鉄路、「復旧に2年以上」


ニュース 商業・サービス 作成日:2009年8月17日_記事番号:T00017290

阿里山森林鉄路、「復旧に2年以上」

 
 台風8号(アジア名・モーラコット)がもたらした豪雨により深刻な被害を受けた、台湾の主要観光地の阿里山(嘉義県)では、観光客に人気の高い阿里山森林鉄路で290カ所に被害が出た。行政院農業委員会林務局嘉義林区管理処(嘉義林管処)は、「修復に8億台湾元(約23億円)、1年以上の工期が必要で、全線復旧には2年以上かかる」との見通しを示した。17日付自由時報などが報じた。
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阿里山森林鉄路嘉義線、山頂近くの二万坪駅。15日、線路下の地盤がすっかり流出して列車が全く走行できない状況になったいることが確認された(中央社)
 
 このほか嘉義林管処によると、唯一大型観光バスが通行できる省道・台18号線(阿里山公路)も4カ所以上で大きな崩落が発生しており、大型バスによる入山再開は1年以上先になる見通しだ。

 中台直航便開通に伴う中国人観光客による商機を見込み、宿泊施設や飲食店設置に大金を投じた観光業者からは、「すべてが水の泡となった」と嘆く声が聞かれた。