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高雄の水不足解消、YUSCOも再稼働


ニュース 公益 作成日:2009年8月19日_記事番号:T00017343

高雄の水不足解消、YUSCOも再稼働

 
 台風8号(アジア名・モーラコット)の影響でダム湖水が汚濁したことなどにより、高雄県市の工業園区で工業用水の供給不足が発生していたが、水道公社の台湾自来水公司は18日、「同県市全域で供給量が通常の70~80%以上まで回復し、きょう(19日)にも全面回復する」との見通しを示した。生産停止に追い込まれていたステンレス大手の燁聯鋼鉄(YUSCO)も、きょうから稼働を再開する見込みだ。19日付経済日報などが報じた。
 
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高雄県市の水源地の一つ、南化ダム(台南県)。依然濁りがひどく解消に向けた努力が続けられている(18日=中央社)
 
 土砂で埋まっていた高屏渓の取水所で復旧作業が完了し、同地区への供給量が回復したが、尹啓銘経済部長は使用量が一時的に増えているため、完全な水不足解消は1~2日後になるとの見方を示した。

 YUSCOは18日に予定していた台湾自来水への抗議デモを取りやめたものの、林義守董事長は、「今回の水不足で減産幅は30%、減産量は2万トン以上に上った」と語り、正常給水回復までに10日近くもかかったことに不満をにじませた。