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東元と中国2社が合弁、風力発電機工場を福建省に建設


ニュース 公益 作成日:2009年8月19日_記事番号:T00017344

東元と中国2社が合弁、風力発電機工場を福建省に建設

 
 東元集団(TECO)は、中国の電機5位の湘電集団、および電力2位の中国大唐集団と合弁で福建省漳州に年産能力500台の風力発電機工場を建設する。初期投資額は100万米ドルを予定。今月末に生産ラインを設置し、主に出力2メガワット(MW)クラスの製品を手掛ける。中台企業の風力発電分野における提携は初のケース。19日付経済日報が伝えた。

 湘電傘下、湘潭電機の周建雄董事長兼総経理によると、将来的には出力3.6MW、5MW製品の生産も行う予定で、来年5月開幕の上海万博で発表するという。また、湘潭は将来的に東元との株の持ち合いや、米国で合弁会社設立して同国風力発電市場に参入することも視野に入れている。

 東元は今回の提携について、東元が高性能の永久磁石モーターを、湘潭がダイレクトドライブ方式のモーターを主に提供し、相互補完性を生かして国際市場を開拓したいという考えを示した。

 このほか、東元は中国風力発電5位の上海電気集団から、出力1.5MWおよび2MWの風力発電機を受注した。年間出荷台数は1,000台以上で、受注総額は20億台湾元(約57億円)に達するとみられる。