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大型パネル生産額、Q3は6%成長=工研院


ニュース 電子 作成日:2009年8月19日_記事番号:T00017359

大型パネル生産額、Q3は6%成長=工研院

 
 工業技術研究院産業経済趨勢研究センター(IEK)の最新報告によると、今年第2四半期の台湾における大型液晶パネル生産額は、前期比43.8%増の1,715億6,000万台湾元(約4,931億円)とオフシーズンながら大幅な成長を見せた。ハイシーズンを迎える第3四半期も、同6%以上成長するとの予測だ。19日付工商時報が伝えた。

 IEKのITIS(産業技術知識サービス)、劉美君アナリストは「第2四半期は川下メーカーの在庫消化が終わるとともに、価格が現金コスト水準に抑えられたため需要が伸び、大幅成長となった」と指摘した。特にフラットディスプレイ産業では、景気低迷を受けてパネル発注に急ブレーキを掛けていた組み立てメーカーで、末端市場での需要が落ちなかったことで在庫不足が深刻となり、パネルメーカーに対する在庫補充の動きが急激に活発化したもようだ。

 パネルメーカーの稼働率は既に80~90%まで回復したほか、液晶テレビ向け32インチが5月に現金コスト水準に回復するなどオファー価格も月ごとに上昇、各社の業績に貢献した。

 第3四半期はさらなる成長が予測されているが、ガラス基板の不足で伸びが抑制される可能性もあるもようだ。