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レノボ、27億ドルの調達を計画


ニュース 電子 作成日:2009年8月19日_記事番号:T00017360

レノボ、27億ドルの調達を計画

 
 中国パソコン最大手、聯想集団(レノボ・グループ)が、台湾でPC部品を中心に総額27億米ドルの調達を計画していることが明らかになった。19日付工商時報が伝えた。

 中国商務部傘下の海峡両岸経貿交流協会(海貿会)の大型調達団「両岸経貿促進考察団」第3陣が19日、台湾に到着。25日までの日程で台湾産業界と調達商談会を行うが、レノボもこの調達団の一員として来台した。

 レノボは中国政府による農村への家電普及政策「家電下郷」による販売で、今年上半期、販売額シェア43.97%の圧倒的1位となった。台湾での巨額調達は、こうした業績の伸びに基づくものとみられる。しかし、今年末までに27億元すべての調達が行われるかどうかは分からないという見方も出ている。

 中華民国対外貿易発展協会(TAITRA)の王志剛董事長によると、中国による今年の台湾企業からの調達額は38億米ドルに上る。中国商務部の姚堅報道官によると、既に契約がまとまったものが約10億米ドルで、年内にさらに28億米ドルの調達契約が行われる見通しだ。