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海運各社が欧州路線を値上げへ、黒字化目指す


ニュース 運輸 作成日:2009年8月20日_記事番号:T00017370

海運各社が欧州路線を値上げへ、黒字化目指す

 
 長栄海運(エバーグリーン・マリン)と陽明海運など台湾の海運業者、中国の同業大手、中遠集団(COSCO)などは、9月1日からコンテナ船欧州路線の運賃を引き上げることを決めた。値上げ幅は1TEU(20フィートコンテナ換算)当たり250~300米ドルで、約30%。中国からの輸出が活発で各社とも満載状況となっていることから、7月、8月に続く値上げに踏み切った格好だ。

 コンテナ船欧州路線の足元の運賃相場は1TEU当たり1,000米ドル程度で、各社ともに赤字となっているが、9月は1,250~1300米ドルまで上昇する見通しで、損益均衡または黒字化が期待できそうだ。

 長栄海運は1TEU当たり250元の値上げとなるが、原油価格の上昇に伴い9月から1TEU当たり175米ドルの燃油サーチャージ徴収も決めており、実質425米ドルの値上げとなる。