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北部の余剰住宅、消化に1年7カ月=住展雑誌


ニュース 建設 作成日:2009年8月20日_記事番号:T00017375

北部の余剰住宅、消化に1年7カ月=住展雑誌

 
 不動産専門誌「住展雑誌」が19日に発表した最新の調査結果によると、基隆、台北県・市、桃園、新竹の台湾北部5大エリアにおける、2006年~08年上半期に新築された住宅の余剰物件は計4万1,791戸で、販売額にして3,759億台湾元(約1兆700億円)に上ることが分かった。同誌の倪子仁研発長は、今年の新規物件販売額は4,400億元と予想され、現在の販売率が約50%であることから、開発業者が新たな物件を発売しなくても今後1年7カ月は住宅需要を満たすことができると指摘した。なお、住展雑誌調査は完成済みの新築物件のみを対象としており、未完成物件は対象外だ。20日付経済日報が報じた。

 各地区の余剰住宅戸数は多い順に、▽桃園地区、1万8,281戸(販売総額1,291億元)▽台北県、1万5,634戸(同1,514億元)▽新竹地区、4,344戸(同382億元)▽台北市、1,801戸(同454億元)▽基隆地区、1,731戸(同118億元)──となった。

 台北市は需要の高さに対し、土地が少なく、新築物件供給量にも限りがあることから、余剰物件数は低い値で推移すると住展雑誌は指摘している。