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金門コーリャン酒の販売代理権、維他露が維持


ニュース 食品 作成日:2009年8月20日_記事番号:T00017377

金門コーリャン酒の販売代理権、維他露が維持

 
 金門酒廠実業が生産する「58度金門高梁(コーリャン)酒」の台湾での販売代理権をめぐる競争入札で19日、これまで5年契約していた食品大手の維他露(ビタロン・フーズ)が落札し、引き続き販売を担当することが決まった。19日付経済日報が伝えた。

 内部事情に詳しい人物によると、前回、販売代理権が徳記洋行からビタロンに移行した際、徳記が在庫処分のため大幅な値引きを行い、金門酒廠はブランドイメージが大きく傷ついた。このため、今回の入札は最低仕入れ額のみならず、過去の実績や専門能力を総合的に評価する方式で行われ、この結果、維他露による落札が決まった。

 競争では維他露のほか台湾煙酒(TTL)、黒松、久津実業、南聯国際の計5社が競合していたが、維他露の134億6,000万台湾元(約384億円)を上回る140億元の仕入れ額を提示しながら落札できなかった台湾煙酒は、不満を募らせているもようだ。台湾煙酒は、自社で玉山高梁酒を扱っていることも影響したものとみられている。