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台化の芳香族炭化水素工場で火災、PX価格上昇


ニュース 石油・化学 作成日:2009年8月20日_記事番号:T00017378

台化の芳香族炭化水素工場で火災、PX価格上昇

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下、台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー)の第6ナフサ分解プラント(通称六軽、雲林県麦寮郷)の芳香族炭化水素第3工場で19日早朝、パラキシレン(PX)の生産ラインで火災が起き、操業を一時停止した。この影響でアジア市場のPXスポット価格は19日、1トン当たり1,140米ドルから1,175米ドルへと上昇した。20日付経済日報が報じた。

 洪福源総経理によると、現在は生産ライン1本が停止しており、修復するまで生産能力は従来の約65%となる見通しだ。同工場の年産能力は80万トンで、修復には少なくとも2~3カ月かかるとみられている。

 火災はPX分離塔の加熱炉管が破裂して、漏れ出した油に引火したことが原因とみられる。火災は19日午前中に消し止められた。