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DRAM価格上昇、1年ぶり現金コスト水準回復


ニュース 電子 作成日:2009年8月20日_記事番号:T00017387

DRAM価格上昇、1年ぶり現金コスト水準回復

 
 半導体チップのオンライン取引を仲介する集邦科技(DRAMエクスチェンジ)の19日付スポット価格によると、DDR2・1ギガバイト(GB)eTTの平均オファー価格が1.51米ドルと、約1年ぶりに現金コスト水準を回復した。DRAM価格は第3四半期に入り既に4割以上上昇しており、力晶半導体(PSC)は、「稼働率さえ正常水準に戻れば、今期の黒字転換も見込める」と期待感を示した。20日付経済日報が伝えた。

 業界ではこれまで、1.5米ドル回復は9月末とみていたが、約1カ月前倒しで実現した。ハイシーズンを迎えDRAM需給が逼迫(ひっぱく)する中、大手が出荷量、出荷時期を慎重にコントロールしたことが功を奏したようだ。

 力晶と子会社の瑞晶電子(レックスチップ・エレクトロニクス)のDDR2生産コストは台湾系メーカーで最低で、現金コストのみならず生産コスト全体の水準にも接近しているとみられる。

 また南亜科技は、10月下旬発売の米マイクロソフト次期基本ソフト(OS)「ウインドウズセブン(Windows7)」が業界に新たな需要をもたらし、DRAM価格は今後も上昇傾向が続くとの見通しを示した。