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Q2国際収支、証券投資で98億ドル流出


ニュース その他分野 作成日:2009年8月21日_記事番号:T00017401

Q2国際収支、証券投資で98億ドル流出

 
 中央銀行の20日発表によると、第2四半期の国際収支は118億2,000万米ドルの黒字となった。ただ台湾居住者の海外証券投資により97億9,000万米ドルが流出した。21日付工商時報が伝えた。

 中央銀行経済研究処の陳一端副処長によると、証券投資目的で流出した資金の内訳は株式が38億1,000万米ドル、債権が59億8,000万米ドルとなった。陳処長はまた、「流出は過去に比べ大規模とは言えないが、今後も観察を続ける」と表明した。

 市場関係者は、デリバティブなど金融商品取引に対する政府の管理が厳しい上、台湾市場に魅力的な金融商品がないため、海外への証券投資が増えていると分析している。工商時報は「流出額は予想以上に大規模で、対策を打たなければ今後も資金流出が拡大する」と指摘した。