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農林水産
作成日：2009年8月21日_記事番号：T00017403
台糖豚肉値上げせず、台風で養豚に被害も
台湾糖業（台糖）は、台風８号（アジア名・モーラコット）の被害により養豚事業に大きな損失が出たものの、豚肉の販売価格引き上げは行ないとする方針を示した。同社は今回の台風で、台南県善化鎮と屏東県の養豚場で計5,000頭余りの豚や飼料などに被害を受けた。21日付工商時報が伝えた。
台湾南部を中心とした台風被害によって豚肉の供給量が減っていることに加え、中元節（今年は９月３日）を前に豚肉の消費が増えるシーズンに入り、小売価格は軒並み上昇している。ただ台糖は、「公営企業としての責任を果たす」として値上げは行わず、冷凍品を中心に豚肉製品の安定供給を続ける構えだ。
