ニュース 電子 作成日:2009年8月21日_記事番号:T00017414
中国の携帯電話キャリア最大手、中国移動通信(チャイナ・モバイル)の王建宙総裁は20日、宏達国際電子(HTC)と提携し、中国独自の第3世代(3G)無線通信規格、「TD-SCDMA」対応で、中国移動独自のインターフェース、「OMS(オープン・モバイル・システム)」を搭載したスマートフォン「Ophone」を開発すると表明した。来月にも発売したい考えだ。きょう(21日)来台する王総裁は、HTCの王雪紅董事長と24日にも契約書に署名を行う見通しだ。21日付経済日報が伝えた。
「OMS」はグーグルの「アンドロイド」プラットフォームをベースに開発された携帯電話用OS(基本ソフト)で、HTCのほか、聯想(レノボ)とデルも、中国移動向けに「Ophone」開発を手掛ける。同2社のスマートフォン製造は、鴻海精密工業が受託しており、鴻海の業績への貢献も見込めそうだ。
王総裁によると、TD規格に対応した端末は依然不足しており、中国移動は今年、6億人民元(約82億円)をTD対応端末の開発に投入、HTCを含む11社に開発を依頼する。2011年までにはTDユーザーを現在の100万件弱から最低で3,000万件、最高8,500万件まで拡大したい考えだ。
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