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馮寄台駐日代表、災害時の欧州旅行を謝罪


ニュース 社会 作成日:2009年8月24日_記事番号:T00017428

馮寄台駐日代表、災害時の欧州旅行を謝罪

 
 台風8号(アジア名・モーラコット)による被害発生時に、レストランに食事に出かけた(薛香川・行政院秘書長)、被害が深刻さを増している最中に理髪店に染髪に出掛けた(劉兆玄行政院長)など、政府高官の危機意識不足に批判が高まる中、台北駐日経済文化代表処の馮寄台代表が14日から20日にかけて、家族と欧州旅行に出掛けていたことが明らかとなった。これにより対日窓口責任者が不在となり、日本政府による援助物資と人員派遣が遅れたとの批判が在日台湾人などから上がったため、馮代表は21日「不在がマイナスイメージと不安を招いたことを謝罪する」と声明を出した。22日付聯合報が報じた。

 米国などの援助物資や支援部隊が14日から次々と台湾へ到着する中、日本は18日になってようやく調査員を派遣、21日に救助隊が到着した。

 駐日代表処は馮代表の旅行の影響について、「特別チームを編成して常時、馮代表と連絡を取り合った。援助受け入れの処理に遅れはなかった」と説明した。

 同問題について交流協会文化室の濱口歩主任は、「18日以降になったのは、台湾側と必要な救援物資を検討していたためで、馮代表の旅行で支援が遅れたという話は聞いたことがない」と語った。