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台風被害で豚肉など値上がり、飲食店のコスト圧迫


ニュース 商業・サービス 作成日:2009年8月24日_記事番号:T00017435

台風被害で豚肉など値上がり、飲食店のコスト圧迫

 
 台風8号(アジア名・モーラコット)で南部の養豚業や養鶏業、魚類養殖業が被害を受け、品不足による価格上昇が続く中、飲食業の一部が仕入れコスト上昇を反映させ、値上げを始めた。24日付蘋果日報が伝えた。

 鍋料理の「銭都涮涮鍋」は、主力メニューの豚バラ肉鍋について従来の190~200台湾元を、先週から210~220元(約600~630円)に値上げした。今後、材料が値下がりすれば、同社も値下げする方針だという。中華民国養豚協会の潘連周理事長によると、豚肉価格は台風被災後に10~15%上昇し、1キログラム当たり72~73元となった。67元まで落ち着くのは10月以降になりそうだという。

 また、鶏肉の空揚げなどの屋台料理「塩酥鶏」を扱う業者からは、台北市で鶏肉の仕入れコストが最高42%も上昇したと嘆く声が聞かれる。

 このほか、屏東県で養殖されている食用魚のタマカイやヤイトハタ1,000トン近くが被害を受けたことから取引相場が上昇、仕入れを見合わせる飲食店も出ている。スズキは1箱(6キログラム)650元だったのが、800元と23%値上がりした。