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古紙輸出解禁へ、製紙業界は反対


ニュース その他製造 作成日:2009年8月24日_記事番号:T00017439

古紙輸出解禁へ、製紙業界は反対

 
 経済部工業局はこのほど、紙相場が安定したことを受け、古紙輸出の禁止措置を解除することを経済部国際貿易局に提案した。24日付経済日報が伝えた。

 古紙の国際価格は2007年、中国が買い占めに走ったことを背景に高騰。台湾域内の古紙が高値の国際市場に流れ、製紙業者がコスト圧力に直面することを防ぐため、同年8月に輸出禁止措置が取られた。

 その後、国際価格は世界的な景気後退で一時1トン当たり2台湾元(約5.7円)前後まで下落。このため、工業局は需給がひっ迫する状況は解消されたと判断し、古紙輸出を解禁する方針を固めた。しかし、同価格は最近、3元以上まで反発しており、製紙業界からは輸出禁止措置の継続を求める声が上がっている。

 工業局は輸出解禁後も古紙価格の推移を監視し、再び輸出量が急増した場合には、業界と対応を協議する方針を示している。