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台湾メーカーの中小型パネル、来年はシェア急上昇=ディスプレイサーチ


ニュース 電子 作成日:2009年8月24日_記事番号:T00017445

台湾メーカーの中小型パネル、来年はシェア急上昇=ディスプレイサーチ

 
 市場調査会社、ディスプレイサーチの中小型フラットパネルディスプレイ(FPD)担当、早瀬宏ディレクターは、中小型パネルの需要の高まりを受け、台湾系中堅メーカーの瀚宇彩晶(ハンスター)や中華映管(CPT)が、中小型の生産に積極的に取り組んでいることから、同型パネル市場で台湾勢のシェアが急上昇して、日本メーカーが撤退を迫られると指摘した。22日付工商時報が伝えた。

 中華映管は第4、第4.5世代工場ではすべて中小型パネルを生産しており、今年の出荷枚数は1億2,000万枚となる見込みだ。ハンスターでも第2四半期、10インチ以下が売上高の40%近くを占め、来年第2四半期までに生産をすべて中小型に切り替える予定だ。

 このほか、アクティブマトリクス型有機EL(AMOLED)パネルは現在、中小型製品向けを主としているが、来年はノートパソコンや液晶テレビにも採用される見込みだ。台湾で現在、唯一同製品を手掛ける奇晶光電は、来年ノートPC用11インチや液晶テレビ向け20~30インチも生産するもようだ。

 なお、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)傘下の統宝光電(トポリー・オプトエレクトロニクス、TPO)は年内に、友達光電(AUO)も来年下半期から同パネルに参入する計画だ。