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作成日：2009年8月24日_記事番号：T00017448
璨円光電、中国にエピウエハー工場設置か
24日付電子時報によると、発光ダイオード（ＬＥＤ）エピタキシャルウエハーおよびチップメーカー、璨円光電（フォルモサ・エピタキシー）が、中国政府からの資金援助を受け、中国にエピウエハー生産工場を設置するという観測が出ている。同工場には50台以上の製造装置を設置する計画で、その生産能力は同社の台湾工場をはるかに上回るものになるという。
市場の見方では、璨円光電の中国工場設置計画は、簡奉任董事長が自ら指揮を執り、中国側は用地の提供のほか、製造装置の設置費用補助など100億台湾元（約287億円）の支援を行うとされる。
同計画の背景には、高輝度ＬＥＤ技術で欧米、日台韓に大きく遅れを取る中国が、高効率ＬＥＤエピウエハー原料の確保と独自技術の確立を目指し、台湾メーカーおよび台湾のハイレベル人材の獲得を狙う考えがあるとみられる。 中国側は当初、エピウエハー台湾最大手の晶元光電（エピスター）との提携を目指していたが、進展がなかったことから璨円光電への支援へと転換したという。
