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UMC出資の利順精密、年末にMEMS加速度センサー発売


ニュース 電子 作成日:2009年8月24日_記事番号:T00017449

UMC出資の利順精密、年末にMEMS加速度センサー発売

 
 聯華電子(UMC)傘下の欣興電子(ユニマイクロン・テクノロジー)が出資する、微小機械電子システム(MEMS)設計の利順精密科技(Domintech)は今年末、同社初の自社ブランド製品となるピエゾ抵抗型MEMS加速度センサーを発売する。また静電容量検出方式の加速度センサーも年末までにサンプルを送付し、来年量産に入る予定だ。24日付電子時報が報じた。

 ユニマイクロンは同分野において、興訊科技(apmコミュニケーション)にも出資しているが、利順精密の特徴は、後工程であるパッケージング・テスティング(封止・検査)設備を自ら開発した後、前工程の設計開発に着手するという手法を取ったことにある。これが加速度センサーの6~7割を占める封止・検査コストの大幅な引き下げにつながり、同社は市場参入と同時に高い競争力を持つことができる。

 なお同社は、加速度センサーの生産委託を、ロジックICの分については台湾のファウンドリーに、MEMSの分については海外のメーカーを含め広く委託先を検討するとしている。