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復興航空、「中台路線が生命線」


ニュース 運輸 作成日:2009年8月25日_記事番号:T00017467

復興航空、「中台路線が生命線」

 
 22日に台北松山~中国・湖北省武漢路線に初就航した復興航空(トランスアジア・エアウェイズ)の陳哲雄董事長は、「両岸(中台)路線は既に当社の存続を左右する重要路線となっている」と語った。25日付経済日報が報じた。
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復興航空は武漢を含め9月末までに新たに中国6都市に乗り入れる(22日=中央社)


 松山~武漢就航式典に出席した田承忠・湖北省副省長は、「湖北省住民の台湾観光に対する意欲は非常に高い」と表明しており、搭乗率が90%に達した第1便の乗客は、半数以上が中国人旅行者だったもようだ。

 陳董事長によると、同社は新型インフルエンザ(H1N1型)の流行が始まった5月は搭乗率が激減して赤字となったが、春節(旧正月)時の中台直航便の搭乗率が非常に高かったことなどから、上半期1,100万台湾元(約3,160万円)の黒字を達成した。さらに夏休みのハイシーズンである7月は中台路線が好調を維持し、1~7月の累計利益は4,000万元にまで伸びた。

 今後は8月31日に中台路線の定期便化に伴い増便が実現、9月には四川省成都および湖南省長沙などと台湾を結ぶ新路線を開設する予定で、業績への貢献が見込まれる。